一戸建てを立てる土地の種類
土地を持っている人がそこに何を立てても良いということになると、極端に高いビルが建てられてしまうこともあるでしょうし、生活しにくくなることもあります。たとえば、住宅地の真ん中に工場が建設されれば、工場の騒音で生活しづらくなることもあるでしょう。このようなことを防ぐために、国や自治体は用途地域というものを定めています。簡単に言えば、その土地に立てることのできる建物の種類や構造を制限するためのものです。
大きく分けると住居系と工場系、商況系の3つに分けられます。一戸建てを購入するのなら住居系の用途地域を選ぶのが一般的です。住居系の用途地域の中で最も制限が厳しいのが第一種住居専用地域です。ここにはマンションなどの高い建物を建築することはできませんから、日当たりがさえぎられる可能性は低いと考えられます。
続いて第二種住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域などと続いていきます。この順で徐々に制限が軽くなっていき、建築で許されている高さも高くなっていきます。このような用途地域は都市計画の一環ですから、どのような都市計画が作られているのかを把握しておくことは、一戸建てを購入する上でも大事なことです。役所に行けば都市計画図を見ることができると思いますが、念のために確認しておくと良いです。
その地域の将来がどのようになるのかを知ることができますから、一戸建てのための土地として優れているのかどうかを判断する材料にもなります。