韓国の賃貸物件には珍しい契約方式がある

世界各国には賃貸物件というものがほぼ必ず存在していますが、賃貸契約の方式についてはその国々でいろいろと変わり種もあります。お隣の国である韓国では、世界的にもかなり珍しい契約方式があるので知っておくといいでしょう。近年は日本人が物件を借りるパターンも多いですから、勉強をしておくといざというときに困ることなくていいです。韓国には、チョンセ契約というものがあって、これは借り手が毎月家賃を支払う必要のないタイプの賃貸物件です。

では貸主はどのように利益を上げるかですが、契約を結んだときに不動産価格の数分の一という大きなお金を借り受けるのです。貸主はこの大きなお金を運用することで、利益を出すことができるというわけです。たとえば三千万の物件を貸すときには一千万を預かり、それを貸主は運用していけるのです。もちろん、契約が解除されるときには全額返金しなくてはいけません。

ただ、これほど大きなお金を運用できると、多額の利益が発生することもあります。株式や債券に投資をするのが普通ですが、他にも不動産投資を拡大するなどの使い方もできます。もちろん、運用して利益が出ればそれでいいのですが、損失が出たときにはそれは自分のダメージとなります。返却する際には損失を埋めて全額返金しなくてはいけないので、運用が下手な人はあまり儲けられないかもしれません。

個人投資が活発な韓国だからこそ生まれた賃貸契約の方法だと言えます。

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